肥満で怖いこと

肥満状態でいることが健康にいいと考える人はまずいないでしょう。しかし、太っていることが体に悪いということはわかっていても、具体的に何が怖いのかを理解している人はあまり多くはありません。 では、肥満だと何が問題なのかというと、まず、生活習慣です。基本的に、太っている人の生活習慣というのは、カロリーを取り過ぎていたり、あるいは運動不足だったりということが多いです。太っているからよく食べる、よく食べるから太ってしまって動けなくなるという風な悪循環で更に太ってしまいます。若いうちは、太っていても体力でカバー出来るので外に出ることが出来ますが、年を取っても肥満のままだと、体力が落ちて外に出るのが億劫になり、体を動かさないので余計に太りますし、また、膝などの関節を痛めて動きたくても動けないということになってしまいます。 また、血圧の問題も生じやすいです。運動不足だと高血圧になりやすいですが、肥満だとそれに輪をかけて血圧が高くなってしまいます。高血圧の何が怖いのかというと、通常は問題を感じないということです。たとえば、血圧が高いとどこが痛くなるということであれば、病院に行って治療をしようというきっかけになりますが、高血圧には痛みという症状はほとんどありません。まったく自覚症状がないまま、血管などに問題が発生して、ある日突然、大きな病気になってしまうのが高血圧の怖いところです。 なので、出来るだけ早く、ダイエットを行って肥満から脱するようにしましょう。肥満というのは慢性的な病気と違って、薬などを飲まずに、食生活や生活習慣を改善するだけで解消することが可能であり、また、解消すれば、高血圧などの問題も一緒になくすことが出来ます。