肥満治療薬の種類を比較

肥満治療薬には、大きく分けて3種類あります。 よく使用される薬は、食欲抑制剤、消化吸収阻害剤、脂肪燃焼剤です。 肥満治療薬としてクリニックで処方される可能性が高いのは、食欲抑制剤か消化吸収阻害剤です。 食欲抑制剤は、脳の神経伝達物質に働きかける事により、食欲を抑えます。日本で唯一認可されているのはマジンドールという薬です。 消化吸収阻害剤は、腸で吸収される脂肪や炭水化物の吸収を抑えます。脂肪吸収阻害系は人気が高く、オーリスタット（ゼニカル）という薬が有名です。脂っこい食事を摂った時に飲むと、食べた脂肪のうち30%が腸で吸収されずに排出されます。ただし、軟便になるために排泄の管理に困るという事があります。 脂肪燃焼型は、加齢や運動不足が原因で筋力が衰えてしまった状態に有効です。脂肪の燃焼をサポートしたり、基礎代謝をアップさせる効果のある薬です。脂肪を燃焼させる効果の高いのは、リポドリンという薬です。これは成分にエフェドラを含んでいるものと含んでいないものがありますが、エフェドラ入りだと副作用が出やすいので注意が必要です。 他にも細かく肥満治療薬を見ていけば、セルライト除去系、宿便解消系、むくみ解消系、などがあります。 むくみは太っている状態ではありませんが、見た目を悪くさせますし、慢性的にむくんでいれば血行が悪くなり、新陳代謝が落ちる原因になります。むくみを解消させる薬には、利尿薬のラシックスがあります。ラシックスは病的な浮腫（ふしゅ）の治療薬としても使われる薬で、飲むと尿量がアップします。 食欲抑制、消化吸収阻害系、脂肪燃焼系、むくみ解消系、はネット通販でも多く扱われています。自分の目的にあったものを選びましょう。